リンシャンは「タイモカ王国」で、いかになまけて贅沢な暮しをできるかをせっせと研究している。タイモカ国王の"ドリュミエール与謝野１０世"に気に入られているひとりで、相当おいしい地位にいることはたしか。

それでも閉鎖的なタイモカ王国にいながら、リンシャンは異国とのコネが強い。ちょうど対極に位置する「マンデルブロー共和国」の首脳"ボナパルト"とは頻繁に会食パーティなど催す。もちろん国王には秘密である。

趣味は花札で、好物はクロワッサン。昔は化学が得意ででんぷん生産量が世界一のタイモカ王国でせっせとパンの研究にはげみ、食糧難を救済しようなんて気概があったが、今はない。今はもっぱら花札だ。